クシャミをしたときに「あっ……」とちょこっと漏れてしまう経験をしたことはありませんか?
尿漏れを心配していると、ちょっとした行動にも気をつかって気が気でないですよね。
今回は、尿漏れの原因をご紹介します。
尿漏れへの理解を深めていただければと思います。
尿漏れの原因は2つ!ポイントは「骨盤底筋」と「膀胱」
尿漏れの原因は2つです。
「骨盤底筋」と「膀胱」です。
尿漏れの原因1.骨盤底筋の弱まり
骨盤底筋は、その名の通り、骨盤の底に連なる筋肉群のことです。
骨盤底筋のはたらきは、だいたいこんな感じ。
- 内臓を支える
- 体幹を安定させる
- 排泄を我慢する
- 排泄する
骨盤底筋は締めたり緩めたりと忙しい筋肉です。
排泄にかかわる筋肉なので、骨盤底筋が弱まると尿漏れしやすくなるのです。
尿漏れの原因2.膀胱の圧迫
膀胱が圧迫されると、尿漏れしやすいのは想像に難くないでしょう。
どういうときに膀胱が圧迫されるかというと、たとえば、内臓が下がってきたとき、太って脂肪が多くなったときなどがあります。
膀胱の圧迫は骨盤底筋とも関係があります。
骨盤底筋が弱まると、内臓を支えきれなくなります。
すると、内臓が下にさがってきて膀胱を圧迫するようになるわけです。
骨盤底筋が弱まるきっかけ
骨盤底筋が弱まるきっかけはいくつかあります。
- 妊娠・出産
- 加齢
- 肥満
- 運動不足
- 筋力不足
- 過重労働
- 排泄時のいきみ
- 喘息
- ストレス
- 浅い呼吸
中でも女性に多いのが、妊娠・出産をきっかけとした尿漏れです。
産後のママの多くが産後の尿漏れに悩んでいます。
産婦人科医が監修した調査では、出産経験者の約65%が尿漏れを経験したことがあるとの結果が出ています。
妊娠中は、大きくなったお腹を骨盤底筋で支えますし、出産時には骨盤底筋が大きく伸びます。
妊娠・出産は、骨盤底筋に大きな負担がかかります。
そのため、出産後しばらくは骨盤底筋がたわみ、尿漏れしやすくなるのです。
尿漏れを改善するには?
尿漏れを改善する方法のひとつに、骨盤底筋トレーニングがあります。
骨盤底筋のはたらきを促進するための体操です。
後日アップする記事で骨盤底筋をきたえる体操をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。