最近話題の”ちつトレ”ってご存じですか?
膣(ちつ)は体の内側にある部分で、特に意識していない人が多いですよね。
しかし、この膣を意識してトレーニングすることで体を引き締まり、ダイエット効果が期待できると言われています。
食事制限や過度な運動でダイエットを頑張るよりも、健康的なダイエット方法だと注目を浴びていますよ。
今回はそんなちつトレとは何なのか、またなぜダイエットに繋がるのかをご紹介していきます!
今まで、ちつトレを知らなかった方も、知っていたけれど始められていなかった方も、自分磨きのためにちつトレを始めてみませんか?
「ちつ」を鍛えるトレーニング「ちつトレ」はダイエットや美容効果で話題!

ちつトレとは、その名の通り膣の周りの筋肉を鍛えること。
次のような経験はないでしょうか。
- 湯船から上がった時に膣からお湯がもれる
- くしゃみなどふとした瞬間に尿漏れする
- トイレが近い
これらの原因は膣まわりの筋肉のゆるみ。
妊娠・出産で筋肉がゆるんでしまうことが多いですが、運動不足や肥満が原因になっているケースもあるようです。
ちつトレによって膣周りのゆるんだ筋肉を鍛えると、同時に骨盤底筋も鍛えられます。
骨盤底筋とは骨盤から下にハンモック状に伸びて子宮や膀胱を支えているインナーマッスル。
ここを鍛えると、湯船から出たときの不快感や尿漏れなどを改善できるのはもちろん、ダイエットや美容面の様々なメリットがあります。
ちつトレのメリットはダイエットだけじゃない!女性をキレイにするその効果とは?

具体的にちつトレを行うことで、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
ボディラインがきれいになる
ちつトレによって骨盤底筋が鍛えられると、上半身のインナーマッスルも連動して筋力アップができます。
筋肉はそれぞれつながっているので、下半身だけを鍛えているように見えて、実は体全体の深い筋肉を動かしていることになるのです。
また、骨盤底筋は体の要と言われる”骨盤”の状態を整えます。
骨盤も妊娠や出産、また運動不足や普段の行動などで、ゆがみや開きが出やすい部分ですよね。
この骨盤のゆがみや開きにより、さまざまな内臓が骨盤内に入り込み、結果としてお腹がぽっこりすることも。
それをちつトレにより骨盤底筋を鍛え、骨盤が整い始めると、ボディラインがきれいになり、ダイエット効果が期待できるのです。
骨盤が立ち姿勢がよくなる
骨盤のゆがみや開きは姿勢にも影響します。
ちつトレを行い、骨盤を正しい位置に導ければ、背骨と骨盤は連動しているので、自然と姿勢が良くなるのです。
姿勢が綺麗になるだけでも、ダイエットをしたようなスタイルアップ効果があるのはご存じでしょう。
すっと姿勢が伸びた立ち姿勢も、ちつトレで作れます。
骨盤底筋を鍛え排泄機能が向上する
骨盤底筋は膀胱を支えて排泄のコントロールをする役割も果たしているため、筋力が低下すると尿漏れを起こす原因にもなります。
尿漏れは多くの女性が抱える悩みの1つ。
そんな尿漏れも、ちつトレで骨盤底筋が鍛えると、改善が期待できるのです。

また、骨盤の位置を整え、大腸や直腸の機能を回復させることで、お通じを改善できることも。
デトックスし、体内に老廃物を溜めないこともダイエットに繋がりますね。
骨盤まわりの血行改善で冷え改善になる
冷え性で悩む女性も多いですよね。
女性に冷え性の方が多い理由の1つが、男性より少ない筋肉量です。
筋肉は体に血液を送るポンプのような役割も持っているので、筋力が弱まると血液循環が鈍り、冷えが起こります。
それをちつトレで骨盤周りの筋力をアップさせれば、特に女性が悩みやすい下半身の血行改善につながります。
また、血の巡りが良くなれば、むくみの解消にもつながり、ダイエット効果も期待できるんですよ。
今すぐできる簡単ちつトレの基本

さまざまなメリットが期待できることが分かった”ちつトレ”。
早速その方法を見ていきましょう。
簡単!ちつトレの基本方法

ちつトレの基本方法は、姿勢を正して脚を肩幅に開きます。
立った状態でも座っていても構いません。
- おへその下あたりとお尻に手を当てる
- 息を吸いながら、お尻の穴を締める流れで膣を締める
- 息を吐きながら力をゆるめる
最初は5秒かけて引き締め、5秒かけてゆるめるを繰り返します。
慣れてきたら、10秒間で行ってみましょう。
引き締める時の感覚は、おならを我慢する時をイメージすると簡単です。
手を当てている部分がゆっくり動いているのを確認しながら行いましょう。
寝ながらぽっこりお腹のダイエットもできるちつトレ

ちつトレの基本方法を頭に入れたら、仰向けになって膝を立てて軽く脚を開きます。
この時、つま先が左右別々の方向を向かないように、真っすぐにしておきましょう。
- 仰向けに寝て、両手を下腹に当てる
- お腹いっぱいに空気を送るように息を吸い込む
- ゆっくり息を吐きながら、膣を体の上へ引き上げるイメージで締める
これを2~3回、無理のない程度に繰り返します。
締めている時には、下腹をへこませるというより、膣を体の中心に向かって垂直に引き上げるイメージを持つといいでしょう。
ちつトレの効果を出すポイント

ちつトレを行う時には、まず次の2つのことを意識しましょう。
ちつトレのポイント①姿勢
まずは姿勢を正すことがポイントです。
姿勢が正しい状態でない場合、膣を引き締めようとしても別の筋肉に力が入ってしまいます。
姿勢を意識しづらければ、寝ながらちつトレするのがおすすめです。
自然と体の力が抜けやすく、膣だけを意識しやすいですよ。
ちつトレのポイント②呼吸
また、ちつトレをしているときには呼吸を意識してみましょう。
膣に集中しすぎて、呼吸を忘れてしまうことがあります。
とはいえ、逆にダイエットになるからと気合を入れて、激しくする必要もありません。
あくまで自然な呼吸を意識し、ちつトレを行ってください。
さいごに

ちつトレは日常生活をおくりながら簡単に始められます。
習慣化して毎日継続することで、自然と体が引き締まりダイエットにも繋がる無敵サイクルができますよ。
上半身と下半身を繋いでいる骨盤に大きく関係している部分でもあるため、ダイエットにはちつトレが効果的なのです。
食事制限やウォーキングなどの運動でのダイエットは続かなかった方。
おうちで簡単にできる、ちつトレを取り入れ、健康的なダイエットを始めてみるのはどうでしょうか。