妊娠・出産と尿漏れ

産後の尿もれはいつまで?ママの6割が尿もれを経験!

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くしゃみをしたときにジワッ……。

荷物を持ち上げたときに「あっ……」。

出産してから、そんな尿トラブルを経験したことはありませんか?

 

産後の尿もれに悩む女性は少なくありません。

産婦人科医が監修した調査では、出産経験者の約65%尿もれを経験したことがあるとの結果が出ています。

尿もれの心配をしていると、ほんのささいな行動でも心配になって、気が休まりませんよね。

今回は、「産後の尿もれ」に焦点を当てて、産後の尿もれはいつまで続くのか、どう対処したらいいのか、ご紹介していきます。

 

 

産後の尿もれはいつまで?

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産後の尿もれは、1年を目安に経過を見てみましょう。

産後から1年経っても尿もれが改善されないようであれば、一度は医療機関に相談してみることをおすすめします。

ちなみに、お母さんが多い弊社社員に産後の尿もれについて聞いてみたところ、半年くらいで落ち着いたケースもあれば、1年以上続いたケース、出産から何年も経った今も続いているケースもありました。

遺伝・体質や、骨盤底筋トレーニングのやりこみ具合、出産回数などによって個人差があります。

産後の尿もれが長く続くからと言って、過度に心配する必要はありません。

出産後はいつまで身体を休める?

妊娠・出産は、身体に大きな負担がかかります。

産後、だいたい1か月前後は横になって身体を休める必要があります。

この期間に、出産のときにゆるんだ骨盤底筋がある程度回復することが多いとされています。

また出産してから、だいたい4か月前後までは安静にするのが理想です。

このころまでには、重いものを持ち上げても問題ないまでには回復していることが多いようです。

しっかり身体を回復させることで、骨盤底筋を回復でき、尿もれ対策にもなります。

出産直後の休息はしっかりとるようにしましょう。

 

 

産後の尿もれの原因

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産後の尿もれの原因は、大きく2つあります。

骨盤底筋のゆるみと、膀胱への圧迫です。

産後の尿もれの原因1.骨盤底筋のゆるみ

骨盤底筋は、その名の通り、骨盤の底に連なる筋肉のこと。

おならを我慢したり、尿意・便意を我慢したりするときに、ぐっと力を入れますよね?

その時に使われているのが、骨盤底筋です。

普段、内臓を支える役割を担っています。

妊娠すると、お腹の中の赤ちゃん・羊水などの重みを支える筋肉のひとつに骨盤底筋があります。

ですから妊娠中は、骨盤底筋にずっと負荷がかかっている状態です。

そして出産時、骨盤底筋はゆるんだり伸びたりして、大きなダメージを受けます。

産後、骨盤底筋がたわむと、こんなことが起きやすくなります。

  • たわんだ骨盤底筋では内臓を支えきれず、子宮・膀胱・腸が下がってくる
  • 骨盤底筋に力が入りにくく、尿意・便意を我慢したくてもこらえきれない

これが、産後の尿もれの原因のひとつです。

産後の尿もれの原因2.膀胱への圧迫

妊娠してお腹が大きくなると、膀胱が圧迫され、膀胱の伸縮がうまくいかなくなります。

ですので、妊娠中は尿意が強かったり、逆に尿意を感じなかったりと、感覚が変わることがあります。

尿意はあるのに尿が少量しか出ないからと、お腹の力つまり腹圧で排尿しようとすることも。

腹圧で排泄しようといきむクセがつくと、産後の尿もれにつながりやすくなるので注意が必要です。

産後の尿もれのほとんどが、腹圧によるもの。

産後、咳・くしゃみをしたとき、重い荷物を持ち上げたとき笑ったときに尿もれしやすいのは、腹圧がかかるためです。

とくに産後は、骨盤底筋がたわんで内臓がさがり、それによって膀胱が圧迫されることがあります。

膀胱が圧迫された状態で腹圧がかかり、さらに骨盤底筋も弱っているのでこらえきれず、尿もれしてしまうのです。

 

 

産後の尿もれケアは3つ

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産後の尿もれケア1.骨盤底筋トレーニング

産後の尿もれを改善するのに一番効果的なのは、骨盤底筋トレーニングです。

骨盤底筋トレーニングを始めるタイミングは、会陰の痛みが収まったころ

取り組む頻度や体質によって差がありますが、早くて1週間、多くは1か月ほどで効果を実感できます。

産後の尿もれケア2.尿もれパッド・尿もれショーツ

尿もれパッドを使用することで、予想できない尿もれに備えることができます。

「もれちゃうかも……」と心配しっぱなしだと、何気ない日常生活も気が気じゃないですよね。

最近はママさん向けに市販の尿もれパッドもあります。

ちなみに、生理用のナプキンやおりものシートを使う人もいるようです。

しかし、それらを尿もれ用として使用するとかぶれる可能性があるので、できれば尿もれ用のアイテムを使うのが無難です。

また、ショーツとパッドが一体となっている、尿もれショーツもあります。

洗って繰り返しつかえるので、エコ経済的

ご自身の好みに合わせて活用してみましょう。

産後の尿もれケア3.医療機関での治療

産後の尿もれが1年以上続いたり、過度なストレスの種になるようなときは、医療機関に相談するのがおすすめです。

というのも、産後の尿もれに悩む女性は、なかなか人に相談しづらいのが実情。

産後の体調回復、育児に家事にと忙しく過ごすなか、ひとりで悩むのはなかなかに辛いものがあります。

「よくあることだから」とひとりで何とかしようとせず、専門家に頼ってみるのもひとつの手です。

 

 

まとめ
  • 産後の尿もれは1年を目安に経過を見る
  • 産後の尿もれには個人差がある
  • 産後の尿もれの原因は「骨盤底筋のゆるみ」と「膀胱の圧迫」
  • 産後の尿もれを改善するには、骨盤底筋トレーニング・ケアアイテム・医療機関への相談を